休業補償をパートでももらう申請の仕方【体験談】

公的給付

休業補償をパートでももらうための申請の仕方についてご紹介します。筆者の母親が実際に「休業支援金・給付金の支給申請」を行いました。意外と簡単に申請が行えるので、是非、参考にして下さい。

休業補償をもらいたい理由

筆者の母親は、近所の小さな工場でパートとして働いています。2020年3月までは普通に仕事はありましたが、新型コロナの影響が大きくなってきた4月からまったく仕事がなくなり、自宅待機が続いています。

 

 

全国に「緊急事態宣言」が出ていた頃は、自宅に居た方が安心できると自宅待機を受け入れていましたが、「緊急事態宣言」が解除され、いよいよ経済活動が再開されると思っていたのですが・・・。

 

 

6月も自宅待機のままだったため、6月末に工場の社長に「会社からの雇用調整助成金の申請」をお願いに行き、快諾してもらったそうです。

 

 

7月も自宅待機が続き、工場の社長からの「音沙汰」もないので、7月末に再び工場へ。社長に「雇用調整助成金の申請」の進捗状況を確認したところ、「やっている」という返事はあったものの「具体的な話」はなかった様子。

 

 

これで、完全に「会社からの雇用調整助成金の申請」は諦めました。

 

そこで、パート(労働者)側から行う「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」の申請することになりました。

 

休業補償「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」とは

概要
新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止の措置の影響により休業させられた中小企業の労働者のうち、休業中に賃金(休業手当)を受けとることができなかった方に対して、当該労働者者の申請により、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金を支給する
*厚生労働省ホームページより抜粋*

 

簡単に言えば、
「今回の新型コロナを理由として仕事を休業させられた場合、労働者本人が申請を行い、休業支援金・給付金の給付を受けることができる」というもの。

 

 

筆者の母親も、厚生労働省ホームページの概要に当てはまるため、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」の申請することに決めました。

 

申請の仕方

 

今回は、郵送で「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」を申請

 

準備するもの

・申請者本人を確認できる書類の写し
・振込先を確認できる書類の写し
・休業する前と休業中の賃金が確認できる書類の写し

*厚生労働省ホームページより抜粋*

 

申請書のダウンロード

「支給申請書」と「支給要件確認書」を1組づつ

 

支給申請書
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000646893.pdf

 

支給要件確認書
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000646894.pdf

 

*PDFファイルになっています。
パソコン上で必要事項を入力して、プリントアウトできます。
今回は、手書き申請ため、PDFファイル自体をプリントしました。

 

申請書の記入の仕方

申請書類に記入するための「記入見本」と「郵送でのお手続方法」の手順書をダウンロードまたは、参考にしながら記入します。

 

記入見本
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000646843.pdf

 

郵送でのお手続方法
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000647832.pdf

 

「支給申請書」と「支給要件確認書」の記入は、「記入見本」を見ながら行えば、簡単に記入することができます。

 

難しい記入箇所はありませんので、ゆっくり書き進めて下さい。

 

申請書の記入で、事業主記入欄に会社が記入しない場合

申請書の「支給要件確認書」には、事業主記入欄がありますが、事業主記入欄への協力が得られない場合は、

 

協力を得られなかった理由を労働者自身で記入すれば良い

 

となっています。

 

この場合、労働局から事業主の方へ連絡が行き、調査してくれます。会社が「事業主記入欄」に記入してくれないから、申請できないと諦めないで下さい。

 

*支給要件確認書「記入見」より抜粋*

 

 

申請期間

郵送の場合は「締切日必着」となっていますので、早めの手続きをしましょう。
オンライン申請は「申請ページ準備中」です。
一人10万円給付金と同じく、オンライン申請は行わない可能性があります。

 

 休業した期間  受付開始日  締切日(郵送は必着)
令和2年4月~6月 令和2年7月10日(金) 令和2年9月30日(水)
令和2年7月 令和2年8月1日(土) 令和2年10月31日(土)
令和2年8月 令和2年9月1日(火) 令和2年11月30日(月)
令和2年9月 令和2年10月1日(木) 令和2年12月31日(木)

*厚生労働省ホームページより抜粋*

 

まとめ

休業補償をもらいたいと悩んでいるパートの皆さん、申請の仕方は簡単です。

 

万が一、会社の協力が得られない場合でも申請は出来ますので、申請期限内に忘れずに申請を行なって下さい。

 

本来なら、事業主から申請する「雇用調整助成金」の活用が一番良いのですが、そうは言ってられない理由があると思います。

 

今回の新型コロナウイルスに関しては、労働者側から「休業支援金・給付金」申請が可能になっていますので、しっかり活用して下さい。

筆者の母親の「休業支援金・給付金」の続報が入り次第、追加情報をお知らせしますでの、お楽しみに。

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